Ⅰ.自然環境の変化への対応Ⅱ.グローカルな人材の育成Ⅲ.医療と健康Ⅳ.エネルギーの確保・創出Ⅴ.イノベーションの創出Ⅵ.まちづくりと経済成長の支援Ⅶ.共生社会の実現のために鹿児島大学総合研究博物館 教授 本村浩之SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」では、海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能なかたちで利用することを目標に掲げている。海洋生物を保全する取り組みを適切に行うためには、「どんな種がどこに生息するか」を明らかにするのが大前提であるが、魚類における各種の分類や分布域および分布パターンはまだほとんど分かっていない。これらを明らかにして目標14に向けた基礎的知見を蓄積する必要がある。九州から南西諸島にかけての魚類の多様性に関する包括的な調査・研究を継続的に実施し、各海域および島嶼域に生息する種やその分布パターンを明らかにしている。根拠となる標本に基づくインベントリ(地域の魚類の目録)を作成し、データをweb上で公開している。また、標本を用いた魚類多様性に関する企画展などを通して一般市民への教育普及活動を推進している。活動の背景・目的関連サイト総合研究博物館ホームページよりhttps://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/sta/motomura/motomura.html魚類各種の見分け方(同定方法)や生息環境、分布域に関する知見を蓄積することによって、どこで何をすればどの種の保全が可能になるか、指標を提示することが可能になる。九州から南西諸島にかけての魚類の多様性に関する調査・研究、および関連する企画・展示●活動の概要期待される効果総合研究博物館ホームページよりhttps://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/sta/motomura/motomura.html▼備考 リライト変更箇所について魚類調査標本展示会サメを触ろう!イベント自然観察会16
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