鹿児島大学×SDGs事例集
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Ⅰ.自然環境の変化への対応Ⅱ.グローカルな人材の育成Ⅲ.医療と健康Ⅳ.エネルギーの確保・創出Ⅴ.イノベーションの創出Ⅵ.まちづくりと経済成長の支援Ⅶ.共生社会の実現のために総合教育機構 グローバルセンター法文学部/医学部 保健学科/大学院 理工学研究科/農学部/水産学部/共同獣医学部持続可能な開発に向けた地球的課題や地域課題の解決には、地球市民としての意識やグローバルパートナーシップ(目標17[実施手段])の構築が基盤となる。本事業は、米国9大学、アジア9大学と鹿児島大学で三極連携プログラムを作り、派遣・受入研修やオンラインを活用して、連携校との協働学習を活発に行っている。連携校学生と本学学生は、協働学習を通して、個としてのグローバルパートナーシップの関係構築を体験から学修する他、本事業は、組織的なグローバルパートナーシップ「国際的・地域的な教育協力ネットワークの構築と拡大」を具現している。「専門分野から地域課題を地球的課題として捉え解決に向けて行動できる人材」、「多極化する世界の中で国際協調と共生に貢献する人材」を生み出す「質の高い教育」(目標4[教育])、鹿児島の魅力的な地域特性を発信し、外国人留学生を増やすことで、大学と地域の国際化、平和で包摂的な社会へ向けた多文化共生の進展(目標16[平和])を目指している。活動の背景・目的関連サイト大学の世界展開力強化事業 ホームページhttps://www.gic.kagoshima-u.ac.jp/triad/米国から鹿児島、そしてアジアへ-多極化時代の三極連携プログラム(大学の世界展開力強化事業 文部科学省2018年度選定)本プログラムは、初級、中級、上級からなり、グローバルセンターが初・中級を主に担い、上級は学部・研究科の幅広い参加によって8コースを設け、海外連携大学生とのオンライン国際協働学習や海外派遣研修、国際学生シンポジウムなどを行っている。海外連携大学生の受入研修では、地域社会のリソースを存分に活用し、ともに実地で協働学習を行う。英語力向上の課外学習や本学の外国人留学生との共修機会も設けている。プログラム全体を通して、学部1年生から段階的に、SDGs推進に不可欠なグローバルコンピテンスを養うとともに、上級各コースでは専門課題に取組んでいる。●活動の概要米国とアジアの18連携大学の学生・教員との協働学習を通した人的ネットワークは、グローバル・パートナーシップを活性化させる。また、地域社会や世界が持続可能に発展するための課題について考える、質の高い教育を提供することで、平和で包摂的な社会作りへの貢献が期待される。期待される効果global1@gic.kagoshima-u.ac.jp(グローバルセンター)▼備考図1 プログラム構成表1 上級8コース図2 米国9大学とアジア9大学の連携校ウィスコンシン大学ラクロス校学生の受入研修:鹿大生と水産学部南星丸にて24

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