Ⅰ.自然環境の変化への対応Ⅱ.グローカルな人材の育成Ⅲ.医療と健康Ⅳ.エネルギーの確保・創出Ⅴ.イノベーションの創出Ⅵ.まちづくりと経済成長の支援Ⅶ.共生社会の実現のために法文学部・法経社会学科・地域社会コース 准教授 金子満k-326@leh.kagoshima-u.ac.jp近年、人口減少社会を背景に地域コミュニティの弱体化が進んでいる。また、生活様式の多様化からコミュニティ活動自体が成立しにくい状態であり、とくに子育て世代や若年層の社会参加・参画の場の形成が困難となっているケースがみられる。そこで、従来の蓄積を踏まえつつ、ICT等のテクノロジーを活用して、より多くの人が地域コミュニティ活動に関われる仕組みづくりを目指す。地域の歴史や伝統文化の保存・継承を目的に映像技術を使ってアーカイブ化を行う。また、地域住民とのワークショップにより、地域の歴史・文化をクイズ形式でまとめて「○○地域検定」として作成。関係各所にビーコン(無線発信端末)を設置し、携帯末端機器を活用しながら実際にまち歩きを行う。地域の子どもたちと一緒に考え、ビーコンを使った遊びも開発する。活動の背景・目的関連サイト鹿児島大学法文学部ホームページ 教員紹介/金子満https://kadai-houbun.jp/professors/each/kanekomitsuru/地域の歴史や文化を知ることで、自らの居住空間をより豊かにし、それらの資源を活用しながら自身の生きがい形成および外部への魅力発信が行われる。これらのプロセスによってより地域への関心を深め、地域問題解決の主体形成にも繋がっていく。▼備考 リライト変更箇所について(ほとんど手を加えていません)ICTを活用した地域コミュニティの形成●活動の概要期待される効果工学部 先進工学科 海洋土木工学プログラム 地盤工学研究グループ 教授 酒匂一成/助教 伊藤真一 酒匂・伊藤研究室ホームページhttps://www.oce.kagoshima-u.ac.jp/̃soil/近年の気候変動に起因すると考えられる異常な自然現象により、日本および世界各地で広域かつ甚大な地盤災害が多発している。当研究室は、多様な特殊土の地盤工学的特性に関する知識の蓄積や技術開発を行い、南九州地域の防災力向上や質の高いインフラ整備に貢献することを目標としている。具体的には、自然・人為現象に起因する地盤災害の発生メカニズムの解明、防災・減災技術などの応用研究、また、不飽和土質力学の体系化を目指した研究に取り組んでいる。活動の背景・目的▼備考豪雨による土砂災害に対する防災・減災技術開発豪雨時の斜面崩壊予測システムを構築するため「地盤調査」「現地計測」「数値解析」「室内土質試験」「室内土槽実験」に関する研究を実施している。また、ボーリングデータを収集した鹿児島版地盤情報データーベースの構築とその工学的活用法に関する研究、鹿児島県における豪雨時の斜面崩壊・道路被害などの特徴に関する分析を行っています。●活動の概要豪雨時の斜面災害の防災・減災技術に関する研究は、安全かつ強靭で持続可能な都市の実現に貢献できる。また、気候変動により激甚化する自然災害の軽減につながると期待している。期待される効果関連サイト豪雨による土砂災害に対する防災・減災技術の開発 (研究シーズ集 鹿児島大学 産学・地域共創センター ホームページ内)https://seeds.krcc.kagoshima-u.ac.jp/seeds_info/pdf/20_Ar_sako_eng.pdf土砂災害から人々の命を守るための地盤工学 (夢ナビ)https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2021000602?back=60
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