あまみの生活習慣病予防と長寿に関する研究
国際島嶼医療学分野(令和3年度まで)、疫学・予防医学分野(令和4年度より)
嶽崎 俊郎(令和3年度まで)、郡山 千早・田ノ上 史郎(令和4年度より)
- 奄美市
- 瀬戸内町
- 龍郷町
- 喜界町
- 徳之島町
- 天城町
- 伊仙町
- 和泊町
- 知名町
- 与論町
活動の背景・目的
生活習慣病予防に関わる環境・宿主要因を分子疫学的に明らかにし、健康長寿に資することを目的として、奄美島嶼地域の10 市町と鹿児島県本土地域の3 市において、2005 年からゲノム・コーホート研究を実施しています。
活動の概要
2005年から「あまみの生活習慣病予防と長寿に関する研究」を実施しており(国際島嶼医療学分野から2022年度より疫学・予防医学分野が担当)、当研究は文科省科研費新学術領域研究「コーホート・生体試料支援プラットフォーム」による日本多施設共同コーホート研究の一環であり、2035年まで追跡調査を継続する計画です。あまみにおける対象地域は、奄美大島(奄美市名瀬・笠利、龍郷町、瀬戸内町)、喜界島、徳之島(3町)、沖永良部島(2町)、与論島で、5,015名(鹿児島全体で7,638名)を対象に現在も市町村、保健所、医療機関の協力を得ながら、がん・循環器疾患などの罹患などに関する追跡調査を継続中です。また、鹿児島地域で独自に得たデータを用いて、学部教育にも活用しています。
期待される効果
奄美島嶼地域特有の生活習慣病予防に関わる食習慣などが明らかになることで、さらなる健康長寿に関する知見が得られることが期待できます。