離島における保農獣工連携家庭訪問事業 -人間・作物・動物・集落の健康のための三島村プロジェクト-
医学部 保健学科 教授 八代 利香
※医学部保健学科・農学部・共同獣医学部・理工学研究科・
総合教育機構グローバルセンターの連携事業
医学部保健学科:八代 利香,松田 史代,井上 和博,木山 良二,山本 直子,吉満 孝二,橋元 久美子,水田 明子,中尾 優子,赤崎 安昭
理工学研究科:木方 十根,ボウ コーザー
共同獣医学部:三浦 直樹,安藤 貴朗
農学部:濱中 大介
グローバルセンター:畝田谷 桂子
活動の背景・目的
保健学・農学・獣医学・工学の専門職連携教育(IPE)の推進と、学生の異分野および多職種とのチーム活動への理解とヘルスアセスメント能力の強化を目指す。また、三島村役場職員との連携をより強化し、地域ニーズの理解を深める。この取り組みにより、総合大学の強みと特色を活かした学術研究の推進、および地域ニーズに応じた地域連携や社会貢献につながるものと考える。
活動の概要
隔絶性の高い離島で暮らしている芋農家・畜産農家の住民宅に、保健学・農学・獣医学・工学の学生が合同で家庭訪問を行う。それぞれの専門性の立場から対象者の状況についてアセスメント(調査・分析)を行い、連携して離島の農家家庭の課題を発見し、共有する。2020年度に実施した「離島でのバーチャル家庭訪問を教材とした専門職連携ヘルスアセスメント教育」の発展型であり、2023年度からは、これら部局を有する海外の総合大学と連携した活動を目指している。
期待される効果
この事業は、保健学科の「離島の誰一人取り残さない取組/保健学科の誰一人取り残さない活動」につながり、離島住民の保健と福祉、働きがい、畜産と農作物の技術革新、住み続けられるまちづくりに貢献できる。また、住む場所による格差をなくし(公正)、国内外の産官学との連携をはかることでパートナーシップが築かれる。