セミナー「Ⅰ.インボイス制度導入が差し迫ってきた今、改めて仕入税額控除について考える Ⅱ.手続きを争う」の開催
鹿児島大学法文学部附属司法政策教育研究センター
鳥飼 貴司
活動の背景・目的
「Ⅰ.インボイス制度導入が差し迫ってきた今、改めて仕入税額控除について考える Ⅱ.手続きを争う」をテーマとして、専門職を主な対象とした研究会を開催する。税の公正な負担を実現し、税法分野へのさらなる知見を深めると共に、地域への貢献を図る。
活動の概要
「適格請求書等発行事業者」の適用を受けない事業者に係る仕入税額控除、非課税売上に係る仕入税額控除(医業や金融業など)や居住用賃貸建物に係る仕入税額控除(ムゲンエス テート事件・ADW事件)などについて整理・考察した。また、行政法一般において重要とされる手続の履践を怠った結果なされたある処分の取消しを争った実例を基に、税法においても手続の違法性を争うべきことについて、問題提起した。それにより、実務におけるあるべき姿への理解を深めた。
期待される効果
専門家である各士業を対象に研究会を開催することで、地域住民へ提供される税務サービスや司法の質の向上が見込まれる。