鹿児島県における各種森林動物・昆虫及び菌類の生態解明と希少生物保護

鹿児島大学農学部
農林環境科学科
森林科学コース
森林保護学研究室
助教 榮村奈緒子
准教授 畑 邦彦

https://www.agri.kagoshima-u.ac.jp/env/agri0046/
  • SDGs目標15

活動の背景・目的


森林生態系においては、多種多様な動植物、微生物がお互いに多様な関係性を持って生活しており、生態系の様々な機能や安定性に貢献している。森林保護学研究室では動物や菌類を中心に森林生態系における様々な生物の生態を追ってている。一方、鹿児島県には希少生物が多数生息しているが、森林保護学研究室では、そういった希少生物や、それらを脅かす外来種を含む様々な生物の実態把握の取り組みも行っている。

活動の概要

以下のような事項について研究を行っている。
・野性鳥類や哺乳類の生態
・野外における地上性キノコの発生生態
・植物の果実の形質
・カメラトラップ、ボイストラップなどを用いた鹿児島県における野性鳥類や哺乳類、森林昆虫などの生息調査
・鳥類や野ネズミによる種子散布
・樹木の共生菌の生態:内生菌(エンドファイト)、外生菌根菌、アーバスキュラー菌根菌

期待される効果

様々な動物や昆虫、菌類の生態解明と実態把握を通じ、生物多様性と健全な森林生態系の保全に繋げる。