持続可能な離島医療体制のための次世代および現在の人材育成ならびに市民啓発
医学部保健学科看護学専攻
医学部保健学研究科看護学領域
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活動の背景・目的
離島における医療は社会インフラの重要な一翼を担っており、人材育成は離島医療の持続可能性を高めるために重要かつ必要な鍵である。学内外からの資金援助を受けて持続可能な離島医療を支える医療人育成を強化する目的で、次世代の離島医療人育成の強化するため島嶼部で学部・大学院の学生実習、研究、専門職・一般市民に向けて研修活動を行う。
活動の概要
学部学生には2022年度から学内資金援助を受けて開始し2025年度からは看護学専攻全員が島嶼部での実習を行う。また、助産学の大学院生は2014年の開設からに2年間を通じて自ら設定したテーマで実習し、島で分娩を介助することで卒業後の勤務者を増やしてきた。住民への支援方法や勤務する医療職を増やすための方策、勤務するもの能力向上や支援に繋げる研究も継続的に行っている。研究成果の還元を中心に島を訪問した際に、現地の専門職を対象に講習会を行い、遠隔システムを用い他の島にも配信している。
期待される効果
次世代の離島医療人育成を行うことや、現在勤務している医療者への支援、住民への啓発活動などの研修活動を行うことで、島嶼部での持続可能な医療体制整備に貢献できると考える。