サトウキビ圃場の土壌水分および環境パラメータ計測による自動散水システム構築に関する研究

工学部
熊澤典良

  • SDGs目標09
  • SDGs目標13
  • SDGs目標08
  • SDGs目標15
  • SDGs目標02
  • 和泊町
  • 知名町

活動の背景・目的


温暖な気候に恵まれた南西諸島はさとうきびを原料とする製糖業が基幹産業となっている。さとうきび農業は機械化が進んでいるが,近年の少子高齢化の中での事業継続には更なる魅力を作る必要がある.諸対策の中でも単収向上は重要であるため,自動的に適切な灌水を行うシステムを構築して省力化を図ると共に安定的な生産及び単収向上を目指すことを目的とする。

活動の背景・目的

活動の概要

開発した「自動土壌水分等環境パラメータIoT計測装置」を沖永良部島の和泊町および知名町のさとうきび圃場に各1台設置した。装置により測定される土壌水分・気温・湿度・気圧等の環境パラメータは瞬時に鹿児島大学に自動送信され,スマートフォン等で測定データをリアルタイムで閲覧できる。測定されたデータから,さとうきび栽培における篤農家の実施する「水やり技術」を導出し、自動散水システムに組み込もうとしている。

活動の概要

期待される効果

地域経済の活性化、農業を担う人材および労働力の確保、QOLの向上、収入の増加