奄美群島の食肉資源に関する研究

栄養生化学・飼料化学研究室 / イノベーションセンター
大塚彰

https://www.agri.kagoshima-u.ac.jp/agri/agri0035/
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  • SDGs目標12
  • 天城町
  • 伊仙町

活動の背景・目的


徳之島におけるリュウキュウイノシシ肉の高付加価値化:南西諸島域に棲息するリュウキュウイノシシは一定数の狩猟が認めらており、食肉としての販売も行われてきた。リュウキュウイノシシ肉の特徴を見出して差別化・ブランド化につなげることを目的としている。

活動の背景・目的

活動の概要

肉質を調査したところ、抗疲労成分バレニンを非常に高濃度に含有すること、並びに食肉の呈味に重要な肉中の遊離アミノ酸をエイジングで増加できることを見出した。これらの成果はリュウキュウイノシシ肉の知名度向上と販売促進に大きく貢献している。現在はリュウキュウイノシシ肉の特徴の生物学的な意味を解明するための研究に取り組んでいる。

期待される効果

リュウキュウイノシシの知名度の向上を販売促進と収益増加につなげ、得られた収益の一部を徳之島の自然生態系の維持に利用することを一つのモデルとすれば、島嶼において、外部資源に依存しない持続可能な自然・社会構造の構築につながる。