てんかん診療普及事業

脳神経外科、てんかんセンター

https://www.hosp.kagoshima-u.ac.jp/department/031-2/
  • SDGs目標03
  • 奄美市

活動の背景・目的


2020年度に鹿児島県は厚生労働省てんかん連携整備事業に参画し、当院が鹿児島県の拠点病院に指定された。鹿児島県には多くの有人離島があり県人口の約1割が居住する。しかし、離島に住むてんかん患者の殆どはてんかん専門医や神経系医師による診療を受ける機会に乏しく、奄美群島におけるてんかん診療の向上は急務である。

活動の背景・目的

活動の概要

●てんかん診療の向上
2018年から県立大島病院に月1回のてんかん外来を設け、診断や治療に難渋する患者さんの診察を行っている。以降、鹿児島大学病院で難治症例の検査や手術が定期的に行われるようになっている。
●てんかん啓発事業
2017年から大島地区のてんかん診療啓発を目的として、研究会を開催してきた。新型コロナ感染症のため中断してきたが再開を予定している。Web講演会によるてんかん啓発も定期的に行っている。
●てんかん医療連携の推進
県立大島病院を地域拠点として、地域医療機関との連携を図るとともに、よりaccessがしやすいweb診療システムの構築を目指す。
●てんかん診療実態調査
鹿児島県てんかん診療連携協議会・鹿児島県医師会等との共同で、てんかん診断や治療に関する現状と問題点について調査を行う。

期待される効果

地域保健の向上ならびに、個人の健康とQOL向上に寄与する。