離島の強みを活かした発達支援を支える支援者ネットワークの構築

臨床心理学分野/発達支援分野 (科研費を使用した研究として実施)
髙橋佳代

https://sodasapo.jimdofree.com
  • SDGs目標03
  • SDGs目標04
  • 奄美市
  • 大和村
  • 宇検村
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  • 龍郷町
  • 喜界町
  • 徳之島町
  • 与論町

活動の背景・目的


発達障害を持つ子どもの支援にあたっては、それぞれのライフステージにあった支援が身近な地域で切れ目なく提供されることが重要であるが、発達障害の支援拠点は都市部に集中し、離島では専門相談等の機会が少ないという課題がある。一方で、離島での子育てには、豊かな環境での外遊びの充実や元気なお年寄りの存在、つながりの強い地域共同体による子育てなど、他にはない独自の強みもある。
本活動は、離島の発達支援領域の支援者をオンラインで繋ぎ、それぞれが持つ専門性を共有、向上させることを通して子どもと家族に身近な支援ネットワークの構築を行うものである。離島の強みである地域の繋がりを活かすことによる離島ならではの発達支援モデルの案出を目指す。

活動の背景・目的

活動の概要

奄美群島の通所児童発達支援事業所の職員を対象に、支援者同士が支え合う連携協働の基盤としてのネットワークを構築することを目的とし、およそ2ヶ月に1回、オンラインで離島の様々な地域の事業所の支援者を繋ぎ、発達支援事例検討会を実施している。合わせて、年に4回、鹿児島市と奄美群島の発達支援に関わる事業所職員をオンラインで繋ぎ、研修会と事業所交流会を実施している。必要に応じて専門的な情報を共有しているが、地域の支援者同士が支えあうネットワークの形成が重要と考えている。

期待される効果

様々な状況にある子どもと家族の健康増進と福祉の促進への貢献が期待されます。