南九州畜産獣医学拠点を中心に畜産獣医学教育研究および地域振興の更なる発展を目指す
南九州畜産獣医学拠点
https://www.vet.kagoshima-u.ac.jp/facilities/sklv/活動の背景・目的
国内最大の畜産地域を背景にした本学の畜産獣医学教育の重点化・特色化を図るとともに、我が国の獣医学教育改革が目指す国際水準(欧米水準)の実践的獣医学教育の実現に向けて、本学が先導的役割を果たします。
活動の概要
南九州畜産獣医学拠点(通称:SKLV(スクラブ)、曽於市財部町)を、国際(欧米)水準の畜産獣医学の実践的学部教育と専門的学び直し教育の拠点とし、全国から教育研究課程の受講を希望する獣医学および畜産学の学生を受け入れ、農畜産業を取り巻く大きな環境変化に対応できる能力を備えた獣医師および畜産技術者を目指す学生を養成(育成)するとともに、当該施設の人材・施設等を活用し、地域の畜産関係者及び畜産農家に最新の家畜防疫技術等の学びの場を提供することにより、農畜産業の更なる振興、人材の育成・確保と新しい人の流れを生みだします。
期待される効果
大学にとって
• これまでの産業動物に関する臨床および実践的実習の大幅な充実および改善
• 鹿児島大学だけではなく、それ以外の全国獣医系および畜産学関係の大学への波及効果
• 国際的に活躍できる獣医師および畜産技術者の育成排出が可能となる
• 現在不足している産業動物獣医師の確保が出来るようになる
• この農場で飼育された動物から得られた畜産物のブランド化 ➡ 海外展開も視野に
• JGAP認証の畜産農家を増やすことによる動物福祉に十分配慮された畜産業の創出
周辺の地域住民および自治体にとって
• 大学生が常に宿泊しながら畜産獣医学を学ぶことになり、人の出入りが活発になる
• 地域の小学生や中学生が交流スペースに出入りすれば、大学生と触れ合う機会が増える
• 子供への体験学習を通しての将来の畜産業への人材確保につながる
• 鹿児島大学で行われている講義を受講可能 ➡ 市民公開講座への参加など
• レンタルオフィスに様々な職種の企業を誘致 ➡ 新しい産業を創出
• 乗馬体験など馬の魅力を発信 ➡ 体験型修学旅行や遠足の誘致 ➡ 人口の増加
• 周辺地域の活性化(空き家・空き店舗の活用と解消、財部駅の利便性向上と活性化)