高隈演習林での森林認証取得と持続的森林経営の実践

農学部附属高隈演習林 井倉洋二(演習林長)・牧野耕輔(高隈演習林主任)

https://ace1.agri.kagoshima-u.ac.jp/takakuma/
  • SDGs目標15

活動の背景・目的


森林認証は、持続的な森林経営を行い、自然環境に配慮した管理を行う森林経営に対して与えられるものであり、森林認証林から 生産される木材は、森林認証材として販売されることになります。高隈演習林からは、年間数千m3の木材が生産されており、森林認証材を得たいと考えている木材加工業者に供給していきたいと考えています。さらに、学生実習においても森林認証林の管理について教育する場として一層の利用を図っていきます。今回の認証を機に、本演習林の森林資源、動植物の存在を見直すとともに、モニタリング等の業務にも注力し、貴重な森林資源を十分に生かし、動植物の自然環境に配慮した施業を行っていきたいと思います。

活動の背景・目的
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活動の概要

鹿児島大学農学部附属高隈演習林ではSGEC森林認証(FM認証)を取得しました。
森林認証とは、独立した第三者の審査機関が一定の基準等を基に適切な森林経営や持続可能な森林経営が行われているかを審査し、適正に行われていることが確認された森林を認証し、それらの森林から生産された木材製品に認証ラベルを貼り付けることにより、消費者の選択的な購買を通じて生物多様性の保全や持続可能な森林経営を支援する取り組みです。

期待される効果

先人達の100有余年の営みに支えられた貴重な森林資源を最大限に活用し、教育・研究と地域社会の持続的な発展に貢献します。

関連サイト

▶ https://ace1.agri.kagoshima-u.ac.jp/takakuma/sgec/