「奄美群島の持続可能な島づくりに向けた教育支援のパートナーシップ」
考古学 石田智子
- 奄美市
- 瀬戸内町
- 龍郷町
- 喜界町
- 天城町
- 伊仙町
活動の背景・目的
鹿児島県の文化遺産を記録・保存し、まちづくりに文化遺産を活用する方法を検討することを目的として、特に奄美群島を対象に活動している。奄美群島には魅力的な文化遺産が多数あるが、あまり注目されていない場所や、記録・保存しなければ失われてしまう資料や情報もある。考古学や文化人類学の知識や研究方法を用いて調査するとともに、各地域の文化遺産の価値や魅力を発信する取り組みを実施している。
活動の概要
地域の文化や歴史を未来につなげる方法を検討するために、古仁屋高等学校(奄美大島瀬戸内町)との高大連携事業の一環で合同ワークショップを実施し、これからのまちづくりに文化遺産を活用する方法を議論した。また、近現代の戦争や米軍政府による統治が奄美群島の歴史や文化に与えた影響を知るために、奄美大島(奄美市・龍郷町・瀬戸内町)、喜界島(喜界町)、徳之島(天城町・伊仙町)で戦争遺跡踏査や戦争体験者からの聞き取り調査をしている。今後も対象地域を広げて調査する予定である。
期待される効果
島嶼の文化遺産の記録・保存・活用を通して地域の新たな価値や魅力を発見・発信することで、教育・観光・まちづくりなどへの貢献が期待されます。