植物観察会

国際島嶼教育研究センター奄美分室 鈴木英治

http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/index-j.html http://cpi.kagoshima-u.ac.jp/AmamiStation/
  • SDGs目標04
  • SDGs目標15
  • 奄美市
  • 大和村
  • 宇検村
  • 瀬戸内町
  • 龍郷町
  • 喜界町
  • 徳之島町
  • 天城町
  • 伊仙町
  • 和泊町
  • 知名町
  • 与論町

活動の背景・目的


奄美群島は高い生物多様性を持つことにより世界自然遺産地域に登録された。しかし多様な生物が存在すると言われても種の識別は初心者には難しく、一般の人が自分自身でその多様性を感じることには困難がある。そこで、2015年に奄美分室が設置されてから毎年野外での植物観察会や室内での説明会を開き、地域の人たちに植物に関する基礎的な知識を身に着けてもらい、植物の多様性を感じられるようになり、ひいては世界自然遺産地域の保全に積極的になってもらう事を目的としている。

活動の背景・目的
植物の説明をする鈴木英治特任教授

活動の概要

2015年から2024年2月までに植物観察会を奄美群島の奄美大島21回、徳之島10回、喜界島と沖永良部島は各2回、与論島1回、合計36回行い、延べで総参加者数は約600名になる。奄美大島と徳之島では野外での植物観察だけでなく、その前後に室内での講義の時間を設けて、野外観察だけでは得られない知識を身に着けてもらった。また奄美の代表的植物の図鑑をPDFで作り、分室のホームページからダウンロードできるようにした。

期待される効果

大学がない奄美群島で、大学教員による植物の解説は教育の機会を広める上で大いに役立っていると考える。また植物に関する知識を持った人が増えることは陸上の植物の豊かさを守るためにも役立つだろう。

関連サイト

▶ 奄美分室