ICTを活用した地域コミュニティの形成

法文学部・法経社会学科・地域社会コース 准教授 金子満

k-326@leh.kagoshima-u.ac.jp
  • SDGs目標11
  • SDGs目標04

活動の背景・目的


近年、人口減少社会を背景に地域コミュニティの弱体化が進んでいる。また、生活様式の多様化からコミュニティ活動自体が成立しにくい状態であり、とくに子育て世代や若年層の社会参加・参画の場の形成が困難となっているケースがみられる。そこで、従来の蓄積を踏まえつつ、ICT等のテクノロジーを活用して、より多くの人が地域コミュニティ活動に関われる仕組みづくりを目指す。

活動の概要

地域の歴史や伝統文化の保存・継承を目的に映像技術を使ってアーカイブ化を行う。また、地域住民とのワークショップにより、地域の歴史・文化をクイズ形式でまとめて「○○地域検定」として作成。関係各所にビーコン(無線発信端末)を設置し、携帯末端機器を活用しながら実際にまち歩きを行う。地域の子どもたちと一緒に考え、ビーコンを使った遊びも開発する。

期待される効果

地域の歴史や文化を知ることで、自らの居住空間をより豊かにし、それらの資源を活用しながら自身の生きがい形成および外部への魅力発信が行われる。これらのプロセスによってより地域への関心を深め、地域問題解決の主体形成にも繋がっていく。

関連サイト

▶ 鹿児島大学法文学部ホームページ 教員紹介/金子満