鹿児島大学公開講座「不登校の子どものこころと親のこころ」
法文学部・人文学科・心理学コース 准教授 平田祐太朗/准教授 飯田昌子
https://kadai-houbun.jp/professors/each/hiratayutaro/ https://kadai-houbun.jp/professors/each/iidamasako/活動の背景・目的
近年、子どもを取り巻く環境は、子どもにとって窮屈なものになっている。そうした環境の中で耐えきれなくなった子どもは様々な反応を示すことがある。本公開講座のテーマは「不登校」。子どもたちの「声なき声」をどのようにキャッチするかなどについて、参加者全員で学び考えることを目的とする。公開講座は2018年と2019年に、合計で2回開催した。
活動の概要
参加者は不登校の子どもをもつ保護者等とした。活動は講演とトークセッションの2本立て。講演では臨床心理学や文化人類学の大学教員が講師となり、不登校の子どもの心や不登校現象の捉え方について聞いてもらった。トークセッションでは、参加者同士が日々感じていることや不安・心配などを自由に語り合った。参加者と講師が一緒にお茶やお菓子をいただきながら忌憚のない話ができたとともに,参加者の方々もホッとできるひと時になったと感じている。
期待される効果
わが国では、病気と経済的な理由以外で年間30日以上欠席する児童・生徒、あるいは,登校しても教室に入れない児童・生徒が増加傾向にある。こういった子どもたちにどのような将来像を提供できるかを、みんなで考えていく。