海×島SDGs推進プロジェクト(地域コトづくりセンター)

大学院理工学研究科 工学専攻 海洋土木工学プログラム
教授 山城徹  ※理工学研究科・工学部・水産学部・法文学部の共同事業

toru@oce.kagoshima-u.ac.jp
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  • SDGs目標14
  • SDGs目標07
  • SDGs目標08
  • SDGs目標13

活動の背景・目的


鹿児島県の水産業は漁業就労者数の減少が進み、効率化につながる技術導入の必要性に迫られている。また、本県の島嶼部の多くは需要に則した発送電が困難で、一次産業の高度化に課題を抱えている。さらに、広い海岸線を有する鹿児島県にとって海洋プラスチックごみ問題は極めて深刻である。本研究では、産業スマート化を図ることで上記の課題を解決し、既存事業の強化と新規事業の創出を目指す。

活動の概要

【A】鹿児島大学の統合知と地域版ビッグデータを活用することで、鹿児島県の水産・海洋産業の事業強化と新規事業の創出に向けて、これらの産業のスマート化を推進するシステムを開発する。
【B】鹿児島県島嶼部における地域資源としての再生可能エネルギーの高効率利用システムを開発する。
【C】海洋プラスチックごみの合理的な処理・処分の実現に向けて、海洋プラごみ監視システムの開発を実施する。

期待される効果

【A】産業のスマート化率の増大は、漁業者の働き方の改善につながる。養殖マグロの斃死率を抑え、事業収支の押し上げが期待できる。
【B】離島のCO2排出抑制と産業振興につながる。また、災害に強い送配電システム構築と燃料費削減が期待できる。
【C】海洋漂着ごみ対策事業予算の妥当性を検証可能となる.ごみ処理の計画立案、費用算出が容易になる。