森林域での電波伝搬に関する研究

農学部 農林環境科学科 森林科学コース 森林計画学研究室 准教授 加治佐剛/教授 寺岡行雄

https://ace1.agri.kagoshima-u.ac.jp/agri0044/
  • SDGs目標09

活動の背景・目的


林業は全産業の中でもっとも事故の発生率が高い産業である。そして、林業が行われる多くの森林域は携帯電話の電波が届かない。そのため、事故が発生した際に緊急対応に時間がかかってしまう。そこで、当研究室では、森林域で利用可能な通信手段を検討している。

活動の概要

鹿児島大学農学部附属演習林において、Wi-FiやLPWA(低消費電力で長距離の無線通信が可能)といった様々な電波について検証。樹木があることで通信が阻害されるのか、どのくらいの距離まで通信ができるのか、どこで通信ができるのか、について調査・研究に取り組んでいる。写真は、上空の電波の受信強度を測定しているところ。

活動の概要

期待される効果

森林域での通信手段を確立することで産業基盤が変化し、これまでとは異なる木材生産の仕組みへと変革することが期待される。

関連サイト

▶ 鹿児島大学農学部ホームページ 森林計画学研究室 ▶ 総務省令和2年度予算 IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築委託先提案概要