AYA世代のがん患者の妊よう性温存のための活動

鹿児島大学病院 産科・婦人科 教授 小林裕明/特任助教 内田那津子
医学部 産科婦人科 客員研究員 城田京子
医学部 保健学科 看護学専攻 成育看護学 教授 沖利通
鹿児島大学病院 腫瘍センター センター長 上野真一/副センター長 鈴木紳介
鹿児島大学病院 血液・膠原病内科 教授 石塚賢治

https://www2.kufm.kagoshima-u.ac.jp/field/health-research/f004/02.html http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/gantaisaku/oncofertility.html
  • SDGs目標03

活動の背景・目的


小児・AYA世代(15歳~39歳、Adolescent and Young Adult)のがん患者等が希望をもって治療等に取り組めるように、将来子どもを持てる可能性を温存するための活動に取り組んでいる。国、県による妊よう性温存療法に要する費用の一部助成により、患者の負担を軽減する事業を推進する。患者からの臨床データ等を収集し、妊よう性温存療法の有効性・安全性のエビデンス創出や地域ネットワーク確立などの研究を促進することを目的とする。

活動の背景・目的

活動の概要

精子・卵子・受精卵・卵巣凍結に関する認定生殖医療機関、AYA世代がん治療実施施設及び県担当部門により、がん・生殖医療連携ネットワーク体制を構築する。対象者が適切に妊よう性温存療法を知り、希望した場合に速やかに適切な妊よう性温存療法を受けることができる体制をつくるとともに、相談支援体制を確保する。

期待される効果

若いがん患者が希望をもってがんと闘い、将来子どもを持つことの希望を繋げることが可能となる。

関連サイト

▶ 妊よう性(生殖機能)の温存について(鹿児島県ホームページ)