離島地域の小児・障がい者歯科医療支援事業

発達系歯科センター 小児歯科
佐藤秀夫/橋口真紀子/山本祐士/辻井利弥/奥 陽一郎/有安雄一/山﨑要一

  • SDGs目標03

活動の背景・目的


鹿児島県の離島地域における小児・障がい者歯科医療は鹿児島市周辺地域と比較して、医療人材の不足、経済状況等により不十分な状況にあり、医療的格差が大きくなっている。専門性の高い、小児、障がい者への歯科医療環境は専門医が離島地域には存在せず、積極的な支援により同地域における健康格差の是正が求められる。

活動の概要

種子島、奄美大島において、地域の歯科医師、小児科、療育団体、訪問看護師等と連携して、大学病院へ受診困難な患者の発達期の摂食嚥下リハビリテーション(もぐもぐ外来)および全身麻酔下歯科治療を各地域において実施している。また、遠隔歯科医療の試みとして、「非接触型バイタルセンシングカメラを応用したオンライン嚥下機能診断システムの開発」行い、同地域と結んで実証実験を行っている。

活動の概要

期待される効果

離島地域における小児・障がい者歯科医療の格差是正を実施し、地域間における医療水準・内容を均てん化することで、同地域における安心安全を提供する。また、遠隔医療、オンライン診療研究推進にも繋がる。