歯を失って痩せてしまった顎骨を再生させる再生医療等製品の開発

大学院医歯学総合研究科口腔顎顔面補綴学分野
鹿児島大学病院義歯インプラント科
南九州先端医療開発センター

大学院医歯学総合研究科口腔顎顔面補綴学分野 教授 西村正宏

https://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~skc-imda/project/page/2/ http://w3.hal.kagoshima-u.ac.jp/dental/prostho2/index.htm http://w3.hal.kagoshima-u.ac.jp/dental/prostho2/index.htm
  • SDGs目標03

活動の背景・目的


寿命の延伸により、外傷や癌によって顎の骨を失ったり、加齢とともに顎の骨が萎縮してしまったりして、入歯の安定が悪くなったりインプラントが植立できなくなる患者さんが増えています。その場合、うまく食事ができず、十分な栄養も摂取できず、結果的に健康的な生活が確保できなくなります。大きな手術をせずに、誰でも安全に骨を再生させる治療法の開発が求められています。

活動の概要

我々は大学病院で義歯やインプラントを使って、歯や顎を失った患者さんの治療をしていますが、顎骨がない場合には侵襲の大きい骨移植治療が必要となります。我々は患者さんの顎の中から骨を作る細胞を取り出して、それを培養室で培養して、骨になる細胞を検査する方法を開発しています。将来的にその細胞を安全に患者さんの顎にお届けする研究を推進しています。

活動の概要

期待される効果

顎骨の再生医療等製品の開発による地域・世界への貢献
歯を喪失して顎骨のやせてしまった患者さんは本院を受診する患者のみならず世界中におられます。口の健康を取り戻すことで人間生活の基本となる食生活の再現を目指します。

関連サイト

▶ 研究一直線