口腔細菌の病原性解析および新たな抗菌性因子の同定

口腔微生物学分野
中田匡宣/大貝悠一

https://www2.kufm.kagoshima-u.ac.jp/field/health-research/f004/06.html
  • SDGs目標03
  • SDGs目標06

活動の背景・目的


口腔内には多種多様な細菌が定着しており、齲蝕や歯周病に限らず、様々な全身疾患との関連が知られている。特に、誤嚥により気管内に侵入する口腔細菌は肺炎のリスク因子であり、超高齢社会において注意すべき微生物である。

活動の概要

う蝕や歯周病の原因細菌、肺炎球菌、化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌などの口腔内に見られる細菌の病原性を分子遺伝学的手法により解析している。また、新たな抗菌因子の同定を目的とし、病原菌の増殖を阻害する天然物由来の抽出物や非病原性細菌の産生する物質などを解析している。

活動の概要

期待される効果

口腔細菌の病原性解析および新たな抗菌性因子の同定は、口腔細菌の引き起こす疾患を制御するための新たな知見となり、ひいては人の健康に貢献すると考えられる。