被ばく医療・放射線診療分野における看護職の高度専門職業人の養成事業

保健学研究科博士前期課程看護学領域放射線看護専門コース
松成裕子(教授)

http://com.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~n-radial/index.html
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活動の背景・目的


福島第一原子力発電所事故以来、放射線被ばくへの不安が増大しているが、看護基礎教育で体系的な放射線教育を受けた看護職が少なく、放射線被ばく・防護の視点から人々の健康問題を解決ができる看護職の存在は必須である。また、放射線診療の発展に伴い、患者・家族の医療被ばく、看護職者の職業被ばくの機会も増加している。そのため放射線に関する専門知識を基盤とした看護ケアを行い、さらに、看護職者の安全・安心を保証する専門職が必要である。それにより、本学保健学研究科では、原発立地県であることからも、2013年からそのような高度専門職業人を養成する教育活動に取り組んでいる。

活動の背景・目的

活動の概要

被ばく医療並びに放射線診療の場の対象に対し、放射線に関する専門知識を基盤とした看護ケアを行い、さらに、看護職者の安全・安心を保証できる高度実践専門看護師を養成している。活動開始依頼、2018年には、日本看護系大学協議会の放射線看護専攻教育課程として認定をされた。これまでの修了生を合わせると10名となった。医療機関が6名、教育機関1名、行政機関2名、職能団体には1名が活動している。また、これまで4名が環境省放射線健康管理専門官として勤務している。他にも原子力災害に関する啓発活動として、自治体職員、職能団体、自治会の方々にも放射線に関する健康影響についての研修会を年3回は開催している。

期待される効果

放射線看護の高度実践専門看護師の活躍の場は、放射線事故・災害時の被ばく医療領域では、高度被ばく医療支援センター、原子力災害拠点病院、行政機関等がある。また、放射線診療を行う医療施設などもある。0:3,0:4だけではなく、住み続けられるまちづくりとしての原子力災害への防災・減災の啓発活動を行い、安全・安心の向上に努めている。

関連サイト

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