3年い組 食品廃棄削減プロジェクト
じぶん探究クラブ(総合的な学習の時間)
教育学部附属小学校3年い組
活動の背景・目的
子どもたちは,SDGsという言葉については知っているものの,自分事として捉えることは十分にできていない。そのような状況において,子どもにとって身近な家庭や給食における残食量に着目することをきっかけとして,その調理過程も含め,食品廃棄量を減らすことに対する問題意識をもたせることを通して,SDGsへの具体的なかかわりの第一歩とすることをねらい,本プロジェクトを設定した。
活動の概要
まず,日常の給食における残食量に着目し,廃棄している食べ物が多いことを捉える。次に,残食だけでなく,調理の家庭においても,廃棄されている部分があることを調べることで,食品廃棄の現状を明らかにし,問題意識をもたせる。
高めた問題意識の解決のための取組として,廃棄食品の再利用の方法を調べさせる。その際,例えば肥料作りや,だしがらや野菜の切れ端などを使った商品開発について,企業や教育学部浅野准教授の助言を受けながら考えていく。さらに,廃棄ロスを減らすための課題意識の高揚を目指したCM作成について,放送局とともに取り組んでいく。
期待される効果
食品廃棄物は今後も出てくるのは必至である。子どもが,食料廃棄物をゴミとして捉える代わりに循環させる資源として捉えることで,将来,持続可能な社会の構築につながると考える。