鹿児島大学理学部奄美群島地域小中学校理科出前授業 ―小山博士の科学の不思議を解き明かせ!―

小山佳一

https://sci-kagoshima-univ.jp
  • SDGs目標04
  • SDGs目標05
  • 知名町

活動の背景・目的


鹿児島県の女子の理工系進路選択の割合は低く、この原因は成績ではなく環境によるものとされており、本土と多くの離島からなる鹿児島県では、都市と地方との教育機会の格差も解決すべき問題とされている。
理学部では SDGs「質の高い教育をみんなに」達成のため高等学校出前授業に加え、小中学生徒向けの各種理科講座開催に取り組んでいるが、このたび、奄美群島地域小中学校での理科出前授業として開催した。

活動の背景・目的
小学3-4年生向け授業風景

活動の概要

小山佳一教授(専門:物理学)が、沖永良部島の知名町立田皆小学校と知名町立田皆中学校に出張し、理科出前授業を開催した(R5.10.24)
「磁石の不思議を見つけるぞ!」と題した授業では、参加した小学3・4年生14名が、実験を通して磁石の性質を確かめた。授業後、小山教授から児童たちへ「未来博士号」の認定証が贈られた。参加した児童からは「理科が大好き。実験が面白かった。磁性流体に磁石を近づけるととげのようなものが出てくるのに驚いた。」との声が上がっていた。

活動の概要
授業風景

期待される効果

今回の奄美群島地域での出前授業の取り組みは、離島地域生徒の進路選択の支援や女子の理数系進路選択支援となることが期待される。