高校生向け理学部先取り履修科目の実施

理学部
岡村浩昭、中西裕之、松本詔、秦重史、加藤太一郎、九町健一、小林励司

https://sci-kagoshima-univ.jp
  • SDGs目標04

活動の背景・目的


令和4年5月発表の教育未来創造会議 第一次提言で指摘されているように、高等学校段階での理系離れが課題となっている。高校生向け理学部先取り履修科目は高校生の数学や理科に対する勉学意欲を刺激する機会となり、理系進路選択を後押し、前述の課題解決の一助になると期待する。また、新しい高大接続教育の形であり、大学における専門的な学習 への持続性が向上すると期待する。

活動の背景・目的
授業の様子

活動の概要

本取り組みは、大学受験前の高校生に大学での高度な数学・理科の授業を体験する機会を提供するものであり、数学、物理、化学、生物、地学分野の5科目を開講している。授業の題材には高校生でも理解できる内容を選びつつも、レベルは大学生に合わている。単位認定に十分な成績を修めた高校生は、鹿児島大学理学部に入学した際、卒業単位に計上することができる。その分、大学に入学してから、研究活動や課外活動などに時間を割くことができる。

期待される効果

大学での質の高い教育を、大学生だけでなく高校生にも提供することによって、大学進学への不安を払拭し、大学進学へのモチベーションを高める効果が期待できる。

関連サイト

▶ https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2022/09/post-1951.html