「青少年のための科学の祭典in知名」での体験実験の出展
秦 浩起
https://sci-kagoshima-univ.jp/koukaikouza/- 知名町
活動の背景・目的
理学部では「理学LABO」として,科学実験を体験できる公開講座を実施しているが,離島からの参加は難しい。そこで,年に1回のこのイベントに出向くことで,「(子どもたちやまわりの大人に)実験を体験し,科学に親しみ,関心を持ってもらう」ことを目的とした。併せて,鹿児島大学を知ってもらう機会にもした。
活動の概要
“いろいろ色々-光の科学実験”というタイトルのブースを開設し,(参加者自身が)回折格子で光を分解したり、光源やコマを使って光を混ぜたり、リモコンとスマホで赤外線を見たりする体験実験を行った。子どもたちから「(回折格子で)外を見ると虹が見えるのに、室内のライトは3本線(主に赤緑青)が見える!」「手の影が4色になってすごい」、小学校の先生から「授業でやってみよう」、保護者から「こんなに面白いとは思わなかった」との声が上がっていた。
期待される効果
知名町約6000人の人口に対し、幼稚園児から中学生、保護者など100名以上が参加した。このような積み重ねが,科学教育環境における離島のハンディキャップを埋める一助になると期待したい。