マガキガイの持続的利用に向けた生態的特徴の解明と管理制度の設計
国際島嶼教育研究センター、水産学部
河合渓、鳥居享司
- 奄美市
- 宇検村
- 瀬戸内町
- 与論町
活動の背景・目的
マガキガイ(トビンニャ)は奄美群島においてかねてより利用されてきた資源であるとともに、普段から食卓にのぼるなじみ深い食材でした。しかし近年、漁獲量は大幅に減少し、資源悪化が懸念されています。漁獲に携わる漁業者の収入が減少するだけではなく、日常の食材として利用してきた食文化が消える可能性もあります。マガキガイの持続的利用を目的に、その生態解明と適切な資源管理の在り方を明らかにします。
活動の概要
①奄美群島各地で漁獲されるマガキガイのサンプリングを通じて、マガキガイの生態的特徴について明らかにします。
②それを踏まえたうえで、マガキガイ漁業の課題を明らかにします。
③マガキガイの持続的利用に資する適切な資源管理の在り方を漁業者とともに検討します。
期待される効果
海洋資源の持続利用の促進と持続可能な消費、適切な資源管理による海洋資源の保全、地域の食文化の維持