養殖業の持続的成長を実現するための研究とその啓蒙普及

水産学部、水産経済学分野、水産流通学研究室

https://www.seafoodlabo.com/ sano@fish.kagoshima-u.ac.jp
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  • SDGs目標12
  • SDGs目標02

活動の背景・目的


資源略奪的産業から環境調和的な産業に魚類養殖業を転換させること、またその生産性を向上させることで飢餓をなくし食料自給率を向上させることが国家的また全人類的命題となりつつある。こうした命題に経営経済的観点から取り組み、研究成果を通じて具体的な政策立案や持続的ビジネスの構築に貢献したい。

活動の背景・目的
青森県に所在する最先端のサーモン養殖企業を訪問し、持続的な養殖管理体制について調査

活動の概要

当研究室は全国の様々な養殖生産現場における実態調査を高密度で行い、加えてその流通・加工そして消費現場までも研究対象としている日本で唯一の研究室である。ブリ類養殖、マダイ養殖、サーモン養殖などのサプライチェーン全体を緻密に調査・研究し、また内閣府や水産庁の政策立案活動に参画し、さらには民間企業へのアドバイスなどを行いながら、養殖業の持続的成長実現のための現実的な課題や方策を提言し続けている。この活動を通じて当研究室では養殖研究者だけではなく、生産者、養殖企業、漁協・漁連、県庁・水産庁、流通業者・加工業者・小売業者、メディアまで含めたネットワークを構築しており、それを基盤として政策やビジネスに働きかけ、それを変えていくことで養殖業の持続的成長実現に具体的に貢献している。

活動の概要

期待される効果

当研究室を核とするネットワークを通じて養殖業の持続的成長を実現し、「食」の面から持続可能な社会を構築する。