鹿児島県の河川におけるウナギ資源増殖に関する取り組み

水産学部 安樂和彦・小谷知也

anraku@fish.kagoshima-u.ac.jp kotani@fish.kagoshima-u.ac.jp
  • SDGs目標14
  • SDGs目標09
  • SDGs目標06

活動の背景・目的


ニホンウナギは、重要な養殖魚であるが、養殖用種苗であるシラスウナギの日本沿岸での捕獲量が減少しており、ウナギ養殖の継続性が危機に瀕している。この対策として、天然水域のウナギ資源量が増加するような環境の構築を目的とした。

活動の概要

活動としては、①ウナギ生息環境改善のための各内水面漁協の石倉設置、メンテナンス、モニタリング活動の支援、②放流された養殖ウナギの河川及び河口域における行動の調査、③ウナギの生息環境保護・改善のための各種活動の広報および意識向上のための、出前授業の実施、を行っている。

活動の概要
鹿児島県の河川におけるウナギ資源増殖に関する取り組みについて

期待される効果

・ウナギの資源量を維持、増加させるためには環境改善が急務で、石倉の設置などは、こうした目的に対して非常に効果がある。放流魚の行動解析などを通じて、ウナギが生息するために必要な環境を明らかにすることが出来、地域の関連団体への環境保護のアピールにも繋がる。