南九州海域における赤潮防除に関する研究

水産学部附属海洋資源環境教育研究センター/水産学部 水産学科 水圏環境保全学分野
教授 吉川毅/准教授 奥西将之

https://www.fish.kagoshima-u.ac.jp/aboutus/organization/aes/
  • SDGs目標14
  • SDGs目標13

活動の背景・目的


鹿児島県を含む南九州海域は、深海から浅海、内湾、内海から外海まで多様な海域に囲まれている。そこから得られる水産資源は南九州域の基幹産業でもある水産業や食品産業に利用されている。一方で、近年は水圏環境の汚染が問題となっていて、なかでも富栄養化とそれに伴う赤潮は養殖業を中心に大きな被害をもたらしている。また、地球温暖化に伴い、熱帯・亜熱帯海域からの赤潮原因藻類の移入も危惧される。

活動の背景・目的

活動の概要

赤潮の発生メカニズムについて、現場での水質の調査、赤潮原因藻類の調査を附属練習船南星丸などを活用して実施。また、赤潮の早期発見法や生物資材を用いた赤潮防除剤の開発に取り組んでいる。

期待される効果

成果を赤潮の現場海域に適用することにより、水産資源の持続的利用、持続的開発に貢献できると期待している。とくに、養殖産業の持続的発展と養殖産業を支える地域コミュニティや行政機関への貢献に寄与すべく取り組んでいる。

関連サイト

▶ 鹿児島大学水産学部ホームページ 水圏環境保全学分野