産地魚類市場の水産物取引業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進

水産学部 水産学科 水産資源科学分野 准教授 江幡恵吾
水産学部 水産学科 水産経済学分野 准教授 鳥居享司
水産学部 水産学科 水産経済学分野 助教 鈴木 崇史
南九州・南西諸島域共創機構 産学・地域共創センター 特任教授 藤枝繁

ebata@fish.kagoshima-u.ac.jp
  • SDGs目標14
  • SDGs目標09
  • SDGs目標13

活動の背景・目的


水産業の中心地は都市部から離れた地域や島嶼域であることが多く、人口減少・高齢化による人手不足が深刻化し、その解決が喫緊の課題である。IoT(モノのインターネット)技術を機能的に組み合わせて、産地魚類市場の水産物取引業務を自動化、省力化するスマート競りシステムを開発することを目的としている。

活動の背景・目的

活動の概要

水揚げ情報(漁業者名、魚種、重量、画像、サイズなど)をデジタルデータで自動転送して、web上で競りを行うシステムを開発中。これまで伝票に手書きしたり、パソコンに手入力したりしていた業務を自動化することで得られる省力化効果を鹿児島県内の漁協と連携して検証している。

活動の概要

期待される効果

産地魚類市場における水揚げ物情報のデジタル化は、信頼性の高いトレーサビリティの確立と食の安全性を保証し、地域経済の産業競争力を強化する。海水温や潮流などの海況情報と水揚げ情報を組み合わせることで、精度の高い漁場予測技術につなげ、気候変動に対応できる次世代型スマート水産業を実現する技術革新に発展させる。

関連サイト

▶ 鹿児島大学水産学部ホームページ 水産資源科学分野